SWANStorを導入された
お客様の声をご紹介します。
高いセキュリティレベルを実現するためにいろいろな製品を比較検討した結果、
SWANStorを採用することになりました。
当社では、臨床試験のプロセスで得られた医薬品の副作用に関する情報を、社内の「安全性情報管理システム」に蓄積しています。
臨床試験とは、新しく開発した医薬品が安全かどうか、また症状に対して有効であるかどうかを確認するために、治療を兼ねて行われるテス卜のことです。
当社では、医薬品開発における臨床試験を世界中に点在するCRO (Contract Research Organization :医薬品開発受託機関)に委託していますが、副作用情報をCROがより安全に「安全性情報管理システム」に入力する手段が求められていました。
副作用情報は非常に機密性の高い情報です。
「安全性情報管理システム」はWebシステムですが、単純な基本認証だけでは不十分で、より強固な通信の暗号化や認証をはじめとするセキュリティが必要不可欠でした。
当社が必要とする高いセキュリティレベルを実現するためにいろいろな製品を比較検討した結果、SWANStorを採用することになりました。
高度なネットワークセキュリティを実現するため、当社が調査を開始したのが2004年の頃でした。当時複数社の製品を比較検討しましたが、SWANStorは次の2点で他社より優れていると判断し、採用に至りました。
他社製品との大きな違いは、SWANStorはファイアーウォールのインバウンドポー卜を開ける必要が無いということです。
認証情報やアクセスログ等、機密性の高い情報は安全なLAN上に格納されるため、より安全性が高くなります。
SWANStorは通常のVPNと異なり、業務に必要な情報のみユーザーにアクセスさせる事ができるため、より安全なネットワークの構築が実現可能です。
当社の「安全性情報管理システム」はWebシステムですが、導入プロジェク卜を進め細部を調べて行くと、非常に複雑な作りと動作という事が解り、簡単にはSWANStorと組み合わせる事ができないと解りました。サービスリリースが差し迫っていた時で、サービス開発現場は早急な対応を迫られました。
ここで、SWANStorの高い汎用性が活きました。詳細は省きますが、リモートデスクトップと組み合わせる事により、同システムの利用が可能になりました。その後「安全性情報管理システム」は2度バージョンアップされていますが、SWANStorは変更される事が無く、その高い汎用性をあらためて確認できました。
副作用情報を集計しレポート等を作成するために、社員も「安全性情報管理システム」にアクセスする事がありますが、例え社内に居る時であってもSWANStor経由でアクセスする事になっています(一部システム管理者等を除く)。
機密性の高い情報を扱うため、従業員に対しても、決められた人物のみにアクセス権限が与えられ、決められた方法でしかアクセスできない仕組みがSWANStorで構築されています。
今まではSWANStor Gatewayを当社のデータセンターに置き、自社で運用していましたが、ハードウェアの維持管理に手間と時間がかかるため、2014年よりSWANStor Gatewayをホスティングし、エリアビイジャパンで運用していただく事に変更しました。
多くの海外ユーザーが機密情報にアクセスする仕組みの運用を外部に委託する事は大きな決断でしたが、次の理由から委託を決定しました。
SWANStorは導入以来、10年以上ノートラブルだということ
それまでのお付き合いの実績から、エリアビイジャパン社であれば委託することは問題ないということ
インターネット上に存在するSWANStor Gatewayの運用はそれなりに気を使ったり、工数が必要です。
その運用をエリアビイジャパンに委託する事により、運用にかかる工数と費用を削減する事ができました。
導入時やホスティング移行時のプロジェク卜はシステム構築会社など、複数の企業が参加しました。
そういったプロジェク卜では各社の足並みを揃えるのが難しい事が多々あるのですが、エリアビイジャパンとの意思疎通は非常にスムースで、フランクにお付き合いする事ができました。またレスポンスも早く、仕事が非常にやりやすかったため、結果色々な事を円滑に行う事ができました。
SWANStor は導入してからこれまで10年以上ノートラブルというのも、そういった「一緒に仕事がしやすい」ということが一役買っていると思います。